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故事・成句のブログ
アニメのブログなのに何故「故事・成句」かという説明からはじめねばならないでしょう。

我々が使っている日本語。
この言葉は想像しただけでも二千年。あるいは基礎層はもっと昔からの慣用句で成り立っている筈です。

例えば

藪から棒に…
棚から牡丹餅…

こういう一般名詞の組み合わせから
諸行無常…
過ぎたるは猶及ばざるが如し…
判官贔屓…
弘法も筆の誤り…

など古典・文学作品・歴史からの引用が豊富な言語です。

他の言語でこれを求めようとすると、「黙示文学的表現」が思いつきます。

黙示文学的表現とは何か?
それは古くからの成句や思想的表現を古典や慣習に求める表現形式です。


例えば
「目には目を」

これは人類最古の法典と古来からいわれている「ハンムラビ法典」からの引用ですが、本来は損害補償は同等同値の評価でなくてはならないという実例での言葉でした。

しかし成句が一人歩きをはじめると「復讐の正当化」という誤用の方が有名になり、重視されるという結果を生みます。


同じように
「ツンデレ」という萌え用語も

本来は表面上はツン、内心はデレ
というのが本来の使用法だった筈です。
ところが、人口に膾炙されると

始めはツン後でデレ、をも含む表現も許容し、派生語としてヤンデレ、メガデレ、メカデレと増殖してしまいます。

また、語感からの変形でツンデレラ、シンデレなどの用法も発生していきます。


更新頻度はそんなに多くなるとは考えていませんが、マッタリとしたノリでアニメにおける日本語の考察をしていけたらと思っています。

出来ればコメントというカタチでのご参加があれば嬉しく思います。
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画像の少女は二次元ドリームノベルス「魔が堕ちる夜」に登場する主人公:魔姫シェリスエリネス・ザーバッハの一人娘ランセリィちゃんです。おん歳0歳!
by vimarakilti | 2008-03-21 05:31
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